学生ローンを歴史から考える

学生ローンの走りは東京・高田馬場の学生街からスタートしたと言われています。

 

大半の学生にお金がなかったのは今も昔も同じことではありますが、そうした利便性を考え、当時の貸金業者はお金を借りにくい学生のために学生ローンを始めたということでした。

 

つまり、当時の学生ローンは、学生支援という考えから生まれたビジネスで社会貢献性が高かったビジネスと言えます。

 

現在の学生は当時の学生より豊かになったといえます。これは当時を知らずとも容易に想像できるものですが、現在の学生ローンは、学生を支援するという要素よりも顧客の囲い込みを目的としているように感じられます。

 

まず、学生ローンを取り扱っている企業に消費者金融がメインというのは、学生時代に活用した経験があれば、社会人になってからの一般融資やカードローンの利用は他社ではなく、自社に申し込む可能性が高くなります。

 

そこで借りやすく利用しやすく身近な存在をアピールできる学生ローンを提供するわけです。

 

消費者金融各社は、総量規制の問題や利息制限法、グレーゾーン金利の問題と逆風ばかり受けてきた業界と言えます。今まで社会問題にまで発展してしまうほどの業界文化の影響なのですが、そうした影響もあり、顧客の獲得に躍起になっているのが消費者金融業界の現状です。

 

また、これからはその学生自体も減少傾向に向かっています。少子高齢化の問題はより深刻に、そして確実に起きますが、学生ローンという文化やお金の借り方もこの先、大きく変わっていくこととなるでしょう。